水墨 風を斬る

みなさん こんにちは いかがお過ごしでしょうか。
週末は今回もまたまた快晴です。 よかったです。行楽日和、洗濯日和と言った感じですね。
さて、今日はこちら。
マーブリングという技法がありますが、この技法を用いて作為的に背景を作り上げてそれを大気の流れと
考えてこういう作品に仕上げました。
マーブリングとは、水の中に流れ出た墨や顔料が自然にとけてマーヴルのような模様を作り出しそれを紙面に転写するというもの。
結構、美術の世界では多用されているようです。
今回は、冬の大空を飛び去っていく二羽の鶴をそこに描き出しまして、大気の流れを壮大に作り出した作品となりました。
一見、水墨画とは、墨で描く作品であると思われがちですが、現代に生きる我々の水墨画は特殊な技法を加味し、更に描かずして作品を仕上げるという高度な領域もある訳で、そういうものを加味していく水墨の世界もまた
現代的らしく今の水墨の世界には必要なのではないかと思っております。
どこかの祝賀会で美術評論家の方が、「我々の現代の水墨画はより多様化され、西洋的な要素や、また特殊な技法で本来描かずして作品を仕上げるということもあり、こういう水墨画は現代人らしく、これをかの大家である雪舟などがみれば一体どういう印象をもつのかと考えるとなおさら興味深い。」とおしゃっていました。

作品を仕上げるなかでこれはだめであるというものはないと思うのです。
もちろん、伝統的形式を守りながら描く事も当然重要であります。しかし、そこに現代の世界で生きる我々にとってもっと斬新で新鮮な技法があるときそれをうまく融合して作品に加味していく。そして新たなる発見をすることが実験的であり、また大きな美の発見にもつながるように思うのですが。
今回の作品は「風を斬る」そういう無心にして大空を翔てゆく鶴を添えて雄大でまた斬新な作品に仕上げています。
墨絵の素晴らしさはこういう頭では絶対に考えだせないといいますか、自然に偶然に生み出される墨の美をうまく使って作品に向かう事ができる唯一非常に実験性の高い芸術だと思っています。
みなさんもぜひ、すばらしい奥深い水墨の世界をもっともっと満喫して頂けましたら幸いです。
お互いにこれからも筆をもって大いにすばらしいまだまだ可能性のある水墨を追求して参りましょう。!!
2014年 洛陽会軸装展のお知らせはこちら
★★★貸しギャラリー209 お気軽にご利用お問い合わせ下さい。★★★" 通常は矢形嵐酔氏作品の常設展示ギャラリーです。事前予約によりご鑑賞可能!!事前予約はギャラリー内のメールかお電話で。>★詳しい内容はこちら★
★★★速報!! お席に若干の余裕しかございません。ご連絡を順次いたしております。書画お稽古などお考えのお客様や体験のご依頼はお早めにお願いいたします。!!。★★★ 少人数指導を徹底しており制限がありますので希望に添いかねる場合はご了承ください。
洛陽中国書法水墨画院人気教室のお問い合わせはこちらから無料体験好評実施中!!!お気軽にお問い合わせください。
大人の書道教室ご案内はこちらをどうぞ無料体験好評実施中!!!
Sumi-E&Calligraphy Art School for Foreigners
★★★ICCPS 国際中国書法国画家協会 入会案内はこちら
ICCPS 国際中国書法国画家協会各国支部のHPはこちら
にほんブログ村
にほんブログ村ブログランキング参加しています。みなさんポチッと投票お願いしまっす!!クリックしてね.
- 関連記事
-
- 2014/05/24(土) 11:02:40
- 嵐酔 gallery
-
水墨 風を斬るのトラックバック:0
-
水墨 風を斬るのコメント:0
継続の中で

みなさん こんにちは いかがお過ごしでしょうか。
五月も早いもので半ばをすぎまたこれから暑い暑い夏が来るのだと思うと憂鬱になります。
さて、教室の模様ですが、最近では若い方からご年配の方まで年齢を問わず、また老若男女関係ない和気藹々とした和やかな教室でみなさん技能向上に取り組んでいます。
また海外からわざわざ水墨画 書道の為だけに来日される方も多々多く本当に筆のもつ美の深さが人々の心に響いているなあなんて感じてうれしくなります。
さて、教室の生徒さんも教室院展が終わりまして少々和やかムードになっていますが、今年も数多くの作品が
多く、それでいて長い間あしげに通われている生徒さんは流石というぐらいの力量の作品に仕上がりました。
継続は沈黙です。自らの心が決めるもの。
雨も降りまた晴れるときもあり。山あり谷あり、ここに来ているみなさん全ての人が人生というべき水墨の世界
書の世界を人生とともに歩まれています。

▲毎日 仕事で遅くともこうして長らく通われひとりでに動物もすらすらと描けるようになり本人も喜んで満足されていました。
熱心であればあるほど、また素直なお気持ちで一生懸命に打ち込めば必ず技術修得につながっていけることを
我が生徒さんたちは結果を残しつつ感じておられるようです。
水墨画 書道を学ぶ中でもっとも難しのはいかにその世界にどれだけ足を入れてやっていくかということであり、もちろんひとそれぞれにその高さも深さも違います。
けれども、共通することは、私も一人で描ける書けるようになれればという思い。
その為にはどの人も絶対に避けては通れない事、それは楽な道などなく、一歩一歩を積み重ねて行く事のできる強い精神があるかないかということだ。

▲ご夫婦でお越しになって今度の展示会への作品に没頭しています。
随分と筆使いもなれてきましたね。流石です。

▲ご主人様は中国蘇州の水郷風景を熱心に作画されています。実に淡彩の使い方がうまくなりました。
何でも訓練 何でも一歩からスタート。下手だから書けないから習いにくる。
なんとかしようと試みる。そういう自分を少しでも高めようとする心をうしなっては行けない。
それでいて、私は、良きサポーターとして確実な力をすなえてあげられるベく自分自身の研究を追求し、生徒さんに接している。
研究心のない指導者もまただめだ。私はそういう意味でもまだまだ未熟なばかりで申し訳ないが、唯一研究する心、見直すという心は持ち続けている。

▲水墨画は初めてでした。しかし以前に習われていた絵画の勉強も生きており非常に能力の高い初級の生徒さん。今後が多いに期待されています。

▲最初は描けずたいへん戸惑いました。しかし、今は展覧会にだせるほどに。やる気の証明ですね。

▲仙台からお越しになられる生徒さん。全国でも準大賞をはじめ上位入賞ばかりを射止められます。
何よりも継続とその粘り強い精神やるきがその人の絵画を作り出しているように思います。

▲抽象水墨に挑戦をし続ける生徒さん すばらしい技法を身につけますます現代水墨の美を追求しています。

▲秋口に行われる全国水墨展に出品をしたいと紅梅を全紙に描く予定。いやあーすばらしい!!これからもますますの応援をしたい。ぜひ上位を狙ってもらいたいですね。


▲日曜日の生徒さん うさぎを学ばれています。 中級になるとまず自分がさきに描くのですがやはり初級の練習で学んだ成果がでていました。この調子。かわいらしい活き活きした兎が出来上がりました。
こうして、いまは生徒さんが主役になる舞台も増え、私も陰ながらに喜んでいます。
生徒さんの描かれるときそして書かれるとき、そして自己満足のできる作品と出会い笑顔になられるときに
私がこの指導をしていてよかったと思える唯一のときになりました。
何よりも筆を持ち続けてください。!!!
筆を持つ事は自分との修行ですね。 これからも絵や書の大好き仲間とともに心を一つにして長きに渡り歩んでいけるように願っています。!!
みなさんいつもたいへんお疲れさまです。!!!

2014年 洛陽会軸装展のお知らせはこちら
★★★貸しギャラリー209 お気軽にご利用お問い合わせ下さい。★★★" 通常は矢形嵐酔氏作品の常設展示ギャラリーです。事前予約によりご鑑賞可能!!事前予約はギャラリー内のメールかお電話で。>★詳しい内容はこちら★
★★★速報!! お席に若干の余裕しかございません。ご連絡を順次いたしております。書画お稽古などお考えのお客様や体験のご依頼はお早めにお願いいたします。!!。★★★ 少人数指導を徹底しており制限がありますので希望に添いかねる場合はご了承ください。
洛陽中国書法水墨画院人気教室のお問い合わせはこちらから無料体験好評実施中!!!お気軽にお問い合わせください。
大人の書道教室ご案内はこちらをどうぞ無料体験好評実施中!!!
Sumi-E&Calligraphy Art School for Foreigners
★★★ICCPS 国際中国書法国画家協会 入会案内はこちら
ICCPS 国際中国書法国画家協会各国支部のHPはこちら
にほんブログ村
にほんブログ村ブログランキング参加しています。みなさんポチッと投票お願いしまっす!!クリックしてね.
- 関連記事
-
- 2014/05/22(木) 13:13:30
- 生徒さんたちの活動
-
継続の中でのトラックバック:0
-
継続の中でのコメント:0
- 関連記事
-
- 2014/05/20(火) 14:34:35
- 教室お知らせ
-
2014年 洛陽会掛軸展覧会のトラックバック:0
-
2014年 洛陽会掛軸展覧会のコメント:0
- 関連記事
-
- 2014/05/19(月) 11:12:50
- 嵐酔 gallery
-
前衛抽象水墨の美のトラックバック:0
-
前衛抽象水墨の美のコメント:0
六本木教室から おおいなる上達

みなさん こんにちは いかがお過ごしでしょうか。
さて、本日も快晴でとても気持ちよい土曜日です。
今日はこちらから。六本木教室のみなさんの水墨画の模様です。
六本木教室では今回新しいお仲間も二名参加されまして、初めて筆を持ちながらもしばらく楽しんで帰られました。
水墨画を通じて、筆を持つ仲間が増え、またそれが輪のつながりとなって発展していけることは何よりも喜ばしい事です。

描く事が上級以上でないと行けないなどという事ではなく、共に共通の仲間がふれあいながら筆を通じて
心のコミュニケーションを図る、そして筆を取る事でお互いの技能向上を祈るという思いやりの心をもって
活動する事に意味があるのです。
そういう意味でもこの六本木教室は気さく心のふれあう空間となっているなあと感じています。
今回のテーマも、まずは復習から。「春の紅梅を描いてみよう 小鳥を添えて」でした。

▲今回使用して描いてもらった紅梅の図 淡彩を施して練習しても楽しくなるようにしています。

基本をおろそかにしてしまうと必ず過程でぼろがでます。線や感じがはっきりしないということになり、作品に生命力を与える事もできません。
それ故に、みなさんには復習を必ず加えて、そこに学んで来た内容をさらに延長し応用できるように
しているんですね。
そういう意味でも六本木教室のみなさんの確実な向上は目に見えるようになりました。みなさんすいすいと筆を運べるレベルになってきているように感じております。
そしてから、写真をみながら描く中国黄山の風景を取り上げ、雲海や山の感じを学んでいただきました。
約3時間の学びではいろいろな技法が飛び交いますが、でも私はその中で失敗を恐れず、一つでも技法を持って帰ることができたならそれでいいと思っているのです。
肝心要は諦めず細く長く筆を持ち続ける事だと思うからです。
今回使用したのはこれですね。

▲美しい澄んだ空を背景に広大に広がる山々を描いてみようとしています。
手本としてその場で実演をして筆法をお教えしました。

墨の濃淡の勉強ではやはりむずかしい山水ではありますがとても描くなかで研究を踏めるという課題であったと思います。
みなさん山水は大好きなようで見よう見まねでもしっかり学んだことを活かしながらそれぞれ描いておられました。



同じ仲間と毎回ですが筆をもってこつこつと笑いありの中で筆を学ぶ事が出来る幸せをどうか大切になさって頂ければと思います。
どなたもメンバーとして欠けてはなりません。
共に再会をしてお互いに笑顔のなかで筆の向上をはかることがとても大切なのです。
これが人生の楽しみの一つとして生きがいのバロメーターになって頂けましたら何よりです。
今回の六本木教室もみなさん やる気まんまん この教室からも多くの門弟が全国でも上位入賞を果たせるように成長して参りました。
今後の活躍がますます期待です。!!!
みなさん 本当にお疲れさまでした。


矢形嵐酔先生が雑誌に紹介されています。こちら
★★★貸しギャラリー209 お気軽にご利用お問い合わせ下さい。★★★" 通常は矢形嵐酔氏作品の常設展示ギャラリーです。事前予約によりご鑑賞可能!!事前予約はギャラリー内のメールかお電話で。>★詳しい内容はこちら★
★★★速報!! お席に若干の余裕しかございません。ご連絡を順次いたしております。書画お稽古などお考えのお客様や体験のご依頼はお早めにお願いいたします。!!。★★★ 少人数指導を徹底しており制限がありますので希望に添いかねる場合はご了承ください。
洛陽中国書法水墨画院人気教室のお問い合わせはこちらから無料体験好評実施中!!!お気軽にお問い合わせください。
大人の書道教室ご案内はこちらをどうぞ無料体験好評実施中!!!
Sumi-E&Calligraphy Art School for Foreigners
★★★ICCPS 国際中国書法国画家協会 入会案内はこちら
ICCPS 国際中国書法国画家協会各国支部のHPはこちら
にほんブログ村
にほんブログ村ブログランキング参加しています。みなさんポチッと投票お願いしまっす!!クリックしてね.
- 関連記事
-
- 2014/05/17(土) 13:04:24
- 生徒さんたちの活動
-
六本木教室から おおいなる上達のトラックバック:0
-
六本木教室から おおいなる上達のコメント:0
向上している生徒さんたち


▲生徒さんが一人で描いた猫とのうぜんかずら。すばらしい構図です。いやいやうまくなってくれました。
みなさん こんにちは 今日はどんより雲の差し込むそんな曇りになりました。
さて、今の教室では多くの仲間が開校当時よりあしげに通われておられましてみなさん毎年毎年なのですが、
教室の展覧会を眺めては作品の向上が目に見えるほど向上しているなあと感じてしまうほどです。
やはり最低3年は必要ですかね。
何でもそうですが、やる気があれば必ず伸びますね。
そういう生徒さんの集まりで今の我が教室がなりたっており本当にみなさんの技能向上には頭が下がります。

水墨画の難しさは墨色をいかに微妙に変化をだして描けるようになるかと言う事なのです。
水墨画の難しさはすぐにはうまくなりませんが毎日毎日こつこつとやっていけばそこに必ず変化が生まれどこが問題かなど意識するようになるのです。
我が生徒さんは国内外の公募展でも上位入賞するほどの力を蓄えるようになり指導する側にも大きな喜びになっているんです。

▲水芭蕉のさく林を描いている生徒さん 写真を丁寧にみながらも水墨画のよさをいれながら必死に描いておりました。
向上してくるようになるとおのずと描いていても楽しい。楽しいからさらに先を目指そうとなる。よいサークル循環が生まれてくるのです。
決してみなさんが絵の上手な方ばかりではありません。絵が大嫌いで仕方ないと言っておられたかたが入門を迷いそれでも私が説得して今回無理ならもうしないほうがいい。でも騙されたと思ってやってみなさい。といって
アドバイスをした生徒さんは多数にのぼります。
その生徒さんの全ての人が今ではきちんとひとりでに描けるようになっているのです。
一番上の写真の方は全くもって耳が聞こえませんが、開校以来通われ国際展覧会でも大賞を射止める腕の持ち主になったほどです。
やはりすばらしい結果を残して生徒さんを振り返ってみてみるとそこにはただただやる気があるということなのかもしれません。


▲これから行われる軸装展への出品画を製作中の生徒さんです。昨日も難しいヨーロッパの風景に挑戦しておりその努力はすばらしく輝いておりました。

これからも我が教室では向上をめざし、一人一人の生徒さんが確実に成長していってもらえる そして、その技能が大きな財産として残るようなそんな指導を徹底して参りたいと思っております。
みなさんこれからまだまだ書道 水墨画ともに国内外の展覧会がきております。
どうぞ自分を磨き心を磨き技能を磨きともにすばらしい筆文化を楽しんで参りましょう。!!!
矢形嵐酔先生が雑誌に紹介されています。こちら
★★★貸しギャラリー209 お気軽にご利用お問い合わせ下さい。★★★" 通常は矢形嵐酔氏作品の常設展示ギャラリーです。事前予約によりご鑑賞可能!!事前予約はギャラリー内のメールかお電話で。>★詳しい内容はこちら★
★★★速報!! お席に若干の余裕しかございません。ご連絡を順次いたしております。書画お稽古などお考えのお客様や体験のご依頼はお早めにお願いいたします。!!。★★★ 少人数指導を徹底しており制限がありますので希望に添いかねる場合はご了承ください。
洛陽中国書法水墨画院人気教室のお問い合わせはこちらから無料体験好評実施中!!!お気軽にお問い合わせください。
大人の書道教室ご案内はこちらをどうぞ無料体験好評実施中!!!
Sumi-E&Calligraphy Art School for Foreigners
★★★ICCPS 国際中国書法国画家協会 入会案内はこちら
ICCPS 国際中国書法国画家協会各国支部のHPはこちら
にほんブログ村
にほんブログ村ブログランキング参加しています。みなさんポチッと投票お願いしまっす!!クリックしてね.
- 関連記事
-
- 2014/05/15(木) 13:32:01
- 生徒さんたちの活動
-
向上している生徒さんたちのトラックバック:0
-
向上している生徒さんたちのコメント:0
- 関連記事
-
- 2014/05/13(火) 12:45:23
- 嵐酔 gallery
-
墨彩画紀行 春をかける鶴のトラックバック:0
-
墨彩画紀行 春をかける鶴のコメント:0
墨文化を永遠に

みなさん いかがお過ごしですか。 窓を開けているとアトリエには涼しい穏やかな風を感じながら今日一日を振り返る
ひとときになります。
連休明けもかわらず多くの生徒さんが筆を執りにお稽古にいらっしゃいます。
これからは、教室展覧会を終えまして次回につながる作品会(国内外の公募)にむけてまた気持ちが盛り上がって来ております。
今日は「墨文化と永遠に」と題して記してみたいと思います。
現代の世の中はIT化の流れが急速に進んでおり目まぐるし発展を遂げております。
これが表向きの社会というべき顔になっています。
そういう波のなかでめっきり手紙を書くとか、何か自分で作り出す楽しみという書く文化描く文化、機会が失われつつあるように思うのです。
我々日本には書く文化として書道を持っています。
そして、更には墨で画を画くという水墨画 日本画の文化もありますがやはり最近はどの会もそういう文化の浸透に危惧する聲を耳にいたします。
それは、地味であるこういう文化でありますから、なかなか多くの人がたしなんでくれないといいますか、やはり若い世代にとっても中高年の人がたしなむ趣味であるというようなそういう意識もあるようです。
墨を摺りおろし、白い紙に墨のにじみや掠れを活かして作品を作り出すというなかで、墨の香りを知り、墨や筆という古来からの筆記具の良さを噛み締める事もできます。
そういう心で感じる感性をもっと多くの若い人たちに感じてもらいたいと思うのですが。
日本や中国、韓国には筆を執り、墨で遊ぶという優雅な世界があったわけで、今の社会では圧倒的に便利さや機能性 また迅速的効率的な活動が大半ですが、私はそういう時代の反面、日本人が古来から愛して来た墨文化をもっと大切に、多くのみなさんに知ってもらい多くのみなさんにその良さ すばらしさを感じてもらいたいとただただ願うばかりなのです。
ですからこの文化の衰退を防ぐべく今の教室を営んでおりますし、一人でも生徒さんがこられる以上は、文化伝承の為に心を傾注して参りたいと思っております。種をまくという行為でしょうか。


我が教室では若い層のクラスで多くの若い生徒さんが在籍しており、日々自分を磨き、自分の心から生み出される創作的な作品を生み出しております。
筆をもって墨に触れる時、自分でしか分からない生きた墨色のすばらしさ また香り 筆という伝統的な道具によって生まれる優雅な世界観を体験する事ができるのです。
私もまだまだ若い方です。修行の段階です。みなさんとともに筆にふれて人との交流を交えてこの文化を楽しんでいます
指導者としてまだまだ研究するに値する身分ですが、日夜指導をしており、少しでも習いにきているみなさんへ墨文化の伝承 継承を祈りながら指導にあたっているのです。
日本人に生まれてよかったなあと思うのは、やはり伝統有る固有の墨文化の中で、日本人らしい感性で墨絵を描いたり、
また日常使う日本語でしたためる毛筆の書や書の作品に触れる時であります。
われわれ日本人は豊かな芸術文化を伝承してきました。そういう芸術の中で美に触れ、日本人らしい心を作って参りました。
そういう観点からも心の鏡であります書の文化 墨絵の文化 これらは世界に誇りをもって紹介できる貴重な芸術なのです。そういう認識を多くの人に理解していただきたいとそう願っております。
ですから、一人でも多くの方が、このすばらしい墨文化のよさに気づいて墨文化を楽しんで伝承してくださることこそがこの文化をさらに永続的に伝承 継承していける重要なポイントであり、多くのみなさんに我が教室の門を開いておる訳でございます。


筆をもって心を落ち着かせ、心を磨き、また墨色の美に任せて心を描く こういうすばらしい墨文化をどうかみなさん
継承していけるように共にお力添えくださいましたらこの上ない喜びでございます。
日本にはこういう奥深い世界がいっぱいあります。
私は日本人としてこの数有る日本の美の文化の一つに触れる事ができている今を誇りに思い、これからも墨文化をもっと多くの方に紹介できればと願う毎日でございます。
明日もまた海外からのお客様をお迎えしこの墨文化を紹介する多忙な一日になりそうな気配でございます。

▲桜の花に墨彩画で挑戦をする生徒さん 写真を見ながら丁寧に学ばれています。
矢形嵐酔先生が雑誌に紹介されています。こちら
★★★貸しギャラリー209 お気軽にご利用お問い合わせ下さい。★★★" 通常は矢形嵐酔氏作品の常設展示ギャラリーです。事前予約によりご鑑賞可能!!事前予約はギャラリー内のメールかお電話で。>★詳しい内容はこちら★
★★★速報!! お席に若干の余裕しかございません。ご連絡を順次いたしております。書画お稽古などお考えのお客様や体験のご依頼はお早めにお願いいたします。!!。★★★ 少人数指導を徹底しており制限がありますので希望に添いかねる場合はご了承ください。
洛陽中国書法水墨画院人気教室のお問い合わせはこちらから無料体験好評実施中!!!お気軽にお問い合わせください。
大人の書道教室ご案内はこちらをどうぞ無料体験好評実施中!!!
Sumi-E&Calligraphy Art School for Foreigners
★★★ICCPS 国際中国書法国画家協会 入会案内はこちら
ICCPS 国際中国書法国画家協会各国支部のHPはこちら
にほんブログ村
にほんブログ村ブログランキング参加しています。みなさんポチッと投票お願いしまっす!!クリックしてね.
- 関連記事
-
- 2014/05/10(土) 02:45:17
- 生徒さんたちの活動
-
墨文化を永遠にのトラックバック:0
-
墨文化を永遠にのコメント:0
次のページ
プロフィール
Author:嵐酔
Ransui's Sumi Art class
●矢形 嵐酔(諭)【渋谷・表参道・恵比寿で学ぶ本格的な水墨画(中国水墨及び日本水墨画)と書道/かな書道/篆刻/アート書道の世界を】
渋谷・六本木、表参道・恵比寿、銀座にて本場中国画流の中国水墨画/日本水墨画・工筆画、一般書道/篆刻教室開校中。お気軽にいらしてくださいね。陽気で話し好き気さくな書道水墨画家です。
伝統を大切にし生徒さんと対話形式で生徒目線に立った徹底した創作活動及び指導に情熱を燃やす。
【主な役職】国際中国書法国画家協会日本本部代表会長
国際書画連盟理事審査員・公益社団法人大日本書芸院審査会員・一般社団法人全国水墨画美術協会評議員・中国遼寧省鞍山市美術家協会理事・国際水墨芸術大展評議員会員
・英国ロンドン中国画家協会特別招待作家・一般社団法人墨神会外部審査員 (元)新宿朝日カルチャーセンター水墨画講師歴任
【主な受賞歴】国内外の水墨画公募展や書道展にて国務大臣賞の内閣総理大臣賞・総務・外務・文部科学大臣賞 参議院議長賞など受賞歴多数
各局メディア出演多数 日貿出版より執筆多数。
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
この人とブロともになる
QRコード