fc2ブログ

嵐酔水墨画書道教室 東京・渋谷表参道/恵比寿、銀座で学ぶ水墨画と書の世界 ~Ransui's Sumi Art class

渋谷恵比寿と表参道で学ぶ本格的な水墨画と書の世界 心の模様を素直に墨と筆に託して思いを伝える そんな教室の様子 水墨画と書の文化を活動を通して発信中 

近代詩 田中冬ニの詩を書く

いぇい5うk


みなさん こんばんは 毎日だんだん暑くなっています。
このところは気候がなにやら変ですね。熱帯地方に住んでいるみたいです。

さて、今日の一枚はこちら。

書でしたためた田中冬ニのこの詩を近代詩として書作した一枚。


「北國 
 海は今日も暗淕として荒れている。
 雪の上を女が侘しい聲で鱈を売って歩いている。」  田中 冬ニ

tky



 この詩を何度も何度も読み返しながら日本海であろう北の荒海の町中でほそぼそと
 鱈を売り歩く女と、凍てつくような吹雪が対照的に見えてなぜかしみじみとさせている。


 そういう詩を描いている冬ニの見つめる深い眼差しが目に浮かんでくる。
 冬の荒れ狂う海に風雪を忍びながら生活の為に売り歩く

 そこに人間という生き物の生活感がにじみ出ている。
 どこであっても人が生きていくというなかでのたわいもない生活。その一場面がなぜか臨場感を
 さそうこの詩は、きっと冬である荒海の冷たさと人のぬくもりみたいなそういう
 温度の違いの中に切々とうたわれているからでなかろうかと感じいってしまう。

kf
▲こんな荒海が映っているのではないであろうか。。。。。



 今回、そういう冬の荒海をどう表現したらいいのかと思い、紙まで染めて作ってみたものに書作をしている。
 マーブリングでうまくいった紙を使用したためその墨色と風雨のような動きのある墨の対流がまことに
 この詩の臨場感を伝えているように思う。



 そして、古墨を使用して深まる情景を紙一杯に、荒々しい書で息づかいを表してみた。
 
 やはり書の奥深さはここにある。


fgmf


 紙も筆もまたそして墨もすべてが役者になる努力をするには選ぶ書き手の問題であり、私はその為に
 いろいろ試行錯誤しながらこういう書を残している。


 冬ニの観察する姿勢の鋭さとこの詩の中に込められた奥深い味わい 
 やはり自分がその世界に近づけてこそいっしょに味わえる独特の境地であろうか。


 また次のときも作者とともに書を通じて思いに浸ってみようと思う。

DSC_0575_20140604004843774.jpg



fdb2014年 洛陽会軸装展のお知らせはこちら





dtk
★★★貸しギャラリー209 お気軽にご利用お問い合わせ下さい。★★★" 通常は矢形嵐酔氏作品の常設展示ギャラリーです。事前予約によりご鑑賞可能!!事前予約はギャラリー内のメールかお電話で。>★詳しい内容はこちら★



★★★速報!! お席に若干の余裕しかございません。ご連絡を順次いたしております。書画お稽古などお考えのお客様や体験のご依頼はお早めにお願いいたします。!!。★★★ 少人数指導を徹底しており制限がありますので希望に添いかねる場合はご了承ください。
洛陽中国書法水墨画院人気教室のお問い合わせはこちらから無料体験好評実施中!!!お気軽にお問い合わせください。


trsj大人の書道教室ご案内はこちらをどうぞ無料体験好評実施中!!!

hrerSumi-E&Calligraphy Art School for Foreigners


ysk
★★★ICCPS 国際中国書法国画家協会 入会案内はこちら



ICCPS 国際中国書法国画家協会各国支部のHPはこちら



にほんブログ村 美術ブログ 書・書道へにほんブログ村  


にほんブログ村 美術ブログ 水墨画へにほんブログ村ブログランキング参加しています。みなさんポチッと投票お願いしまっす!!クリックしてね.


にほんブログ村 イラストブログ 墨絵イラストへ<br><br><br><br><br><div class=
スポンサーサイト



  1. 2014/06/04(水) 00:43:07
  2. 国際中国書法国画家協会 各国支部HP
  3. 近代詩 田中冬ニの詩を書くのトラックバック:0
  4. 近代詩 田中冬ニの詩を書くのコメント:0

Home

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sumiransui.blog.fc2.com/tb.php/1366-a1bd41ab
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)